唯「大好きな君に届けたいよ」【モバマスSS】
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3: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/17(木) 00:43:43.21 ID:p7LD0g0q0
そうして後日、俺は埼玉へと向かった。
待ち合わせ場所に着いて探してみたが、美嘉の写真に写っていた姿が見つからない。
まさか今日の日のために髪を黒く染めているのかもしれないと思ったが、若い女性の姿はこの辺りでは見られなかった。

「あのぉ〜、もしかして美嘉ちゃんがいる事務所のプロデューサーさんですか…?」

「ああ、君が…」

「良かった〜!唯遅刻しちゃったんだけど、プロデューサーちゃんがどんな見た目か美嘉ちゃんから聞いてなかったんだ〜。
 てなわけで、どもども、こんちわ〜☆大槻唯でーす!アイドルといえば歌、ダンス!ということで、これからカラオケ行こーよ!唯の歌唱力、見てもらうよ〜!」

 現れて早々、俺の握手してぶんぶんと振り回し、軽いテンションの唯に少々面食らった。

「一応俺はプロデューサーだけど、その…初対面の男をカラオケに誘うのはやめた方がいいよ。悪徳プロダクションってのもあるから」

「冗談だって〜怒んな怒んな☆で、とりあえずそこのファミレス入ろ?話はそれから〜」

 いい意味で人との壁を壊しにくる子だな、なんてその時は思った。



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