唯「大好きな君に届けたいよ」【モバマスSS】
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14: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/17(木) 22:30:12.62 ID:p7LD0g0q0

 ふと視線を他に向けると、唯がこちらを見ながらむくれていた。

「ゆ、唯?どうしたんだ?」

「なんでもないよ〜だ!プロデューサーちゃんは凛ちゃんと仲良くしてなよ!」

「ええ…」

 今度はふいと目線を逸らし、他のアイドルとおしゃべりを始めていた。

「なんなんだ…」

「あら、嫉妬じゃないの?あなたに向けての」

「ええっと、君は…」

「速水奏よ。プロジェクトは違うといえ、同じ事務所だもの。名前、覚えておいてよね」

 そうだ、速水奏。彼女はプロジェクトクローネの顔のようなもので、その実力は常務が太鼓判を捺している。とても高校生とは思えない雰囲気だが、本人からすれば言われ慣れてるのだろう。もしかすると気にしてるかもしれないからあまり言わないようにしよう。

「ええっと、ごめんね。速水さん。嫉妬って、唯が俺に…?」

「奏でいいわ。ふふっ、それは本人に聞いてみれば?ほら、もうスタジオに着いたわ」



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