5:名無しNIPPER[sage]
2017/08/16(水) 10:21:05.04 ID:ayaPDYE50
村長「ありがとう。やはり、儂の予想は間違っていなかっただろう、娘よ。彼は、しっかりと請け負ってくれた」
幼馴染「はい。ありがとうございます」ペコリ
村長「少ないが、これはお礼だ。受け取ってくれ」
母「こんなに、頂けません。いつもお世話になっていることの、せめてのもの恩返しでございます」
村長「いいんじゃよ。貴族の住む、トーキョーまでの道のりは長いし、急に息子がいなくなれば貴方も大変だろうて」
母「…誠に暖かいお言葉、感謝いたします」
村長達が去ったあと
俺「」ポケー
母「ばっかねぇ。断ればよかったのに」
俺「断れないだろう、JK」
母「そうかしら。幼馴染様はアンタに頼むことを相当に反対したらしいわよ」
俺「な、なんで」
母「迷惑を掛けられないとか言っていたけど、実際のところはどうなのかしら」
俺「…頼りなくて任せられないとか?」
母「いつにもまして卑屈ね」
俺「それより、母ちゃんは俺がいなくて大丈夫なのか。まだ、田植えは半分しかできてないぞ」
母「今度は私たちが、他家の力を借りるから大丈夫よ。きっと協力してくれるわ、アンタのおかげでね」
俺「…俺はそんな大層なことしてない」
母「そうね。でも、そうしたことの積み重ねが大きなことを動かしたりするものよ」
俺「…田んぼに戻るよ。母ちゃん」
母「頑張って」
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