理樹「見ただけでパニックを起こすメール?」佳奈多「ええ……」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/08/16(水) 20:43:19.95 ID:vF1DCFlg0
女子寮

佳奈多「ここね」

理樹(二木さんがドアをノックしようと軽く叩いたら、その力だけでドアが開いてしまった。一瞬戸惑ったが、決心したように僕にアイコンタクトを送ってきた。中に入るつもりなんだろう)

佳奈多「西園さん?入るわよ……」

理樹(昼前だというのに部屋の中は真っ暗だった。扉から差し込む光を頼りに奥へ進むと、西園さんはそこにいた)

美魚「…………」

理樹(窓のカーテンは閉められたまま。ベッドにうつ伏せのまま身動き一つしていなかった。恐らく昨日からずっとこのままだったんだろう)

佳奈多「西園さん……?」

美魚「ハッ……!」

理樹「や、おはよう……」

美魚「………そう、寝てたんですね……お二人とも何の用ですか?」

佳奈多「……実は、昨日あなたが受け取ったメールについて聞きたいの」

理樹(その言葉を聞いて思い出したのか西園さんの顔はみるみるうちに赤くなっていった)

美魚「あっ……う、うぅ……!」

佳奈多「内容までは聞かないわ。せめて送り主とか……」

美魚「や、やめてください……お願いします…これ以上過去を掘り返すのは…!」

理樹(西園さんの目には涙が溜まっていた。とんでもなく恥ずかしいことを思い出したような顔だった)

佳奈多「あ、いや……」

美魚「こ、これはとても個人的な事なんです!多分、皆さんの言う事件には関係ないと思います。だからしばらく放っておいてくれませんか……っ」

理樹「二木さん……」

佳奈多「そうね…ごめんなさい」

理樹(これ以上、西園さんの部屋にいるのは悪い気がした。二木さんも同意見のようだ。しかし、あの西園さんがこれほどまでに動揺するのはいったい……)




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