伊吹翼がアイドルになれたワケ
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8: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:40:13.77 ID:+B7wJAsK0
で、最初はラッキーだなぁ なんて軽く思ってたけど直前になったらもうドキドキ

離れて見ててもあんなにキラキラしてた美希ちゃんとあれだけ近くで話すなんて……

前の人が会話してるところを見るだけでクラクラ、そんなことしてる内にいよいよわたしの番
以下略 AAS



9: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:41:18.45 ID:+B7wJAsK0
その時のわたしはもう何も考えられないくらい頭がぐるぐるしちゃって、もうそのまま時間を残して帰っちゃおうかなって思ったら

「ねぇキミ 何て名前なの?」

「えっ…… 翼…… ですけど……」
以下略 AAS



10: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:41:53.95 ID:+B7wJAsK0
「えっ!?」

美希ちゃんと違う、わたしの汚い金髪が露になって美希ちゃんに凝視される……

「翼の髪、綺麗だね それって染めてるの?」
以下略 AAS



11: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:43:39.22 ID:+B7wJAsK0
美希ちゃんと話した次の日、そしてその次の日もわたしの頭をグルグル回ったのは美希ちゃんの『アイドルになれる』って言葉

美希ちゃんが適当なことを言っただけ、なんて思考はわたしの中に無くて、わたしはもう765プロに入って美希ちゃんの後ろ、隣で歌うことしか考えられなくなっていた。

そしてわたしは家族にこう告げた。 『わたしアイドルになりたい』って
以下略 AAS



12: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:45:08.97 ID:+B7wJAsK0
それで、オーディション当日のこと

控え室で待ってると、同じオーディションを受ける予定の子が嫌でも沢山目に入った。

誰もみんなわたしより可愛くて綺麗で、わたしなんか場違いじゃないかって弱気になったけど、お姉ちゃんとお兄ちゃんのアドバイス通り、胸だけはピンと張った。
以下略 AAS



13: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:48:06.71 ID:+B7wJAsK0
「翼さん?」

「……」

緊張で頭の中が真っ白になって、台本まで書いて練習してきたわたしと美希ちゃんの運命的な会話も何処かへ飛んで行ってしまいました……
以下略 AAS



14: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:49:16.13 ID:+B7wJAsK0
そうしてわたしは765プロのアイドルになれたっていう、人生で1番ラッキーなことが起きたんだけど、そこからがまた大変で……

プロデューサーに『かつての星井美希の再来』なんて紹介されちゃったせいで、わたしのキャラは『ゆとりで不真面目なのに天才で何でも出来る』みたいな感じになって、わたしはその『伊吹翼』のキャラを守るために必死になった。

不真面目さを出すためにレッスンは遅刻して、それでも出来るところを見せなきゃいけないから、遅刻していく前は家で一生懸命練習するなんてヘンテコなことをしてた。 笑っちゃう。
以下略 AAS



15: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:51:37.22 ID:+B7wJAsK0
 * * *



「翼、翼!」
以下略 AAS



16: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:52:17.38 ID:+B7wJAsK0
「翼はほんとに美希さんのこと好きなんだね〜」

「うん、未来も静香ちゃんも好きでしょ?」

「私は…… 正直最初は苦手なタイプだったかも……」
以下略 AAS



17: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:52:53.50 ID:+B7wJAsK0
「美希先輩♪」

「ぐっ…… 翼…… 重いの……」

「え〜 女の子に重いだなんてひど〜い」
以下略 AAS



18: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/08/14(月) 18:54:01.55 ID:+B7wJAsK0
読んでくれた人ありがとうございました。


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