2:名無しNIPPER[saga]
2017/08/14(月) 17:48:09.40 ID:O2qgAIKjO
「……マルルク、お茶を持って来てくれ」
「は、はい……」
マルルクの後ろ姿を追いながらふと思う……そういえばこんな風に昔の事を思い出すのは久しぶりだな、と。
原因はどう考えてもこの前来たライザのガキ共のせいだが。
「そういやこの部分の楔は……」
まあだがたまには悪く無いかもしれない。昔を思い出すのも。
千人楔。私の遺物。ひと刺しで千人の力を得る一級遺物。
最初はそう。よりアビスに近づく為だ。元から力はあった。体格は恵まれていたからね。
けれど奥に潜る為にはもっと力を得ないと。本数はどんどん増えて行き……気付けば白笛さ。
ただーーーー本数が増える度に大事な物を失っていったが。
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