【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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22:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:58:24.86 ID:58bg+DvZ0
でも、なんにせよ。
今の話しの流れでもそうだったが、間違いなく言えることは。
彼女の存在を最も強く引きずっているのは、私なのだろう。
ふつふつと、キリキリと嫌な感覚がする心をねじ伏せるために煙草を吸って。
今も言われるまで言葉にしなかったきっかけも。
彼女の想いを消したくない、とばかりに描き始めた、絵も。
私は―――エイスリンを、どう想っていたんだろう。
どう想っているんだろう。
この気持ちは、友情なのか、恋慕なのか、憧憬なのか。
そんなことにも答えを出せない私が書く絵など………エイスリンに、遠く及ばない。
迷っても、確かに答えを出して、笑って、一つの世界をキャンバスに切り取った彼女と。
彼女が見ていた『だろう』と想定した光景をなぞるように、彼女の影を追うだけの私では。
シロ「一度くらい………教えて貰えばよかったかな。絵の、描き方」
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