63:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 00:08:21.96 ID:WVKMS2oY0
「すまんなかったな、お前うちに邪魔して」
光「でかッ」
光「あれ? まさか私簡単に他人と風呂してちまうタイプ?」
「気にするな、子供に興味は......おい」
光「?」
「背中の傷跡は?」
光「えっとね、良く覚えていませんので」
光「母さんも教えてくれないので」
光「きっといいことではないからと思うよ」
「......」
光「ハンナさんこぞ、体傷だらけね」
「ああ、若い頃の仕事に傷付くことあるからな」
光「ハンナさん凄いね〜」
「......若い頃気にせず傷を増やせてしまった、その御蔭て婚期逃がしてちまった......っと副官曰く」
光「......ハンナさんはどうして日本に?」
「ああ、娘を探している」
光「......そうなんだ」
「......」
光「結婚したんだ、ハンナさん」
「ああ、私の心を救ってくれる人がいるからな」
光「......もう亡くなった?」
「ああ」
寂しいそうに笑っていたハンナさんを見て
私の心はちょっと寒くなってしまったようになった
光「そう......なんだね」
光「大丈夫よ、きっと見つけるよ」
「......そうだな」
「......私達の戦いは間違ってないぞ、芳佳よ」
「......上がろう」
光「うん」
「......光」
光「うん?」
「娘を探すのことを、力を貸してくれるか?」
光「うん!」
「......心強いな、あんた」
光「......」
光「いいえ、そんなことありませんよ」
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