5:名無しNIPPER[saga]
2017/08/12(土) 16:01:06.64 ID:SbPZHvx8o
でももう、耐えられないのだ。
扶桑姉様と提督が幸せそうに笑う姿を見るのは。
二人の幸せな話を聞くのは。
そして、そんな二人を恨んでしまう自分に、耐えられないのだ。
好きな人を恨むのがこんなにも辛いものだとは思わなかった。
二人の幸せを祈りつつも、二人の不幸を祈ってしまう自分がこんなにも許せないものだとは思わなかった。
しかし私にできることなんて、ただもう不幸だといつものように呟くことのみ。
山城「......不幸、だわ」
だから私はまた今日も呟く。
誰にも聞こえないくらい小さな声で。
誰にも気付かれないように震える声で。
全てをあきらめたように、呟く。
でも、まだ大丈夫。
まだ、呟けるから。
いつものように。
山城で、いられるから。
18Res/8.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20