56:名無しNIPPER[saga]
2017/08/15(火) 23:07:49.56 ID:eb1ZsOjk0
青年「こんにちは」
女「…」
青年「ぼくの顔をみてなんとなく察したってところですか」
青年「身体中こんな感じですよ。不自由なことも多い」
女「でも…!」
青年「知らぬ存ぜぬでは通りません。色々と調べました」
青年「ぼくや彼だけじゃない。あなたの両親も同じようにしたんだろう? この罪は深く重い」
女「ッ…」
青年「その日、彼はコンビニで買い物をした。店員だった男から聞きました。彼はその後、燃えている最中の…。そして」
女「もうやめて! …そんなつもりじゃ……」
青年「ぼくはまだ覚えています。彼はずっとあなたの名を叫んでいた」
青年「…あなたの顔を見るとわかります。もうすぐ死のうとしている」
女「生きる理由なんてとっくに燃えて無くなった…」
青年「…さない。許さないッ!! ぼくは許さないぞ! あんたの両親や男さんが許しても、ぼくは絶対に!!」
女「…」
青年「…これからはぼくの命令を生きる理由にしろ」
女「な、なにを…」
青年「燃やして欲しいものがあるんだ」
おわり
58Res/16.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20