提督「今も昔も変わらないよ」瑞鶴「そうだね」
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9: ◆61/.RjEPQQaA[saga]
2017/08/11(金) 01:15:44.27 ID:E0A251t30
〜30年前〜

瑞鶴「今日この〇〇鎮守府に配属されました翔鶴型2番艦の瑞鶴です!よろしくお願いします」

提督「おぉ…遂に瑞鶴もこの鎮守府に来たか!」

瑞鶴「頼りにしててよね!提督さん」

提督「あぁ…勿論だ」


私が初めて配属された鎮守府は大きく成長している途中だった。勢いに乗っていて提督の位昇格も近いくらい。初めて見た時は優しそうな人だなって思ってたし、実際優しかった。

ーーーーー最初は。

提督は目の前の地位に目が眩み、艦娘を酷使し始めた。それこそ休みなく、ずっとずっと…出撃、遠征を繰り返していた。
私も幸運の空母なんて呼ばれてたから期待が大きかったんだと思う。でもその割りに失敗が多かったし、燃料もかなり費やす事になってた。
そんなある日、私の他にもどっちかと言うと出来は良くない駆逐艦で編成された隊での出撃が命じられた。そんな厳しいところじゃないからこの隊を組ましたと思ってたけど違ってた…

出撃してからしばらくしたら敵が待ってたの…しかもその敵は深海棲艦じゃない。同じ鎮守府の仲間だった。
その鎮守府ではエリートだった戦艦や空母たちがズラッと並んでた…

提督は無能な私たちを消すために出撃させたんだってそこで気づいた。必死に逃げようとするけど戦艦の威力の前に駆逐艦の娘達は跡形もなく消されていった。空母の私には同じ空母が攻撃して来た。

はっきり言って、惨敗。傷の1つ付ける事すら出来なかった。練度の差もあるけど私自身諦めてたんだと思う。いくら幸運の空母とは言っても私はそれ以上の不運の持ち主なんだ…って。

弓も持てなくなって倒れこんだ私に1人の空母が近づいて来た。赤城さん。〇〇鎮守府ではエース空母だったし、私に親しくしてくれた人だった。

遠のいてく意識の中だったからなんて言ってたのか上手く聞き取れなかったけど1つ確かなのは、彼女が泣いていた事は確かだった。






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