49: ◆61/.RjEPQQaA[saga]
2017/08/16(水) 23:32:51.75 ID:q2XSZfsH0
元帥「…さて」
元帥「どうしてあんな嘘をついたんだ?」
瑞鶴「…!聞いてたんだ…」
元帥「まぁな」
瑞鶴「提督さんもいい性格してるね」
元帥「…だが俺は嘘をついたつもりは無いぞ?」
元帥「お前のことが大切だからケッコンカッコカリをしたんだ」
瑞鶴「確かにそうかもしれないけど私は…」
元帥「…まだあの事を気にしてるのか?」
瑞鶴「…当たり前じゃ無い。あんな事さえなければ私も…提督さんも…悲しまずに済んだのに…」
元帥「だからと言ってお前が俺に好かれていない理由にはならないだろう」
瑞鶴「好かれてるか好かれてないかの問題じゃない。私は好かれる…いや、大切に思われる資格なんてあの時から無いの…!」
瑞鶴「利己的に…我欲に溺れた私なんかが……ね」
元帥「だからあれはお前のせいじゃないと何度も…」
瑞鶴「…彼女が生きてたら「無傷の英雄」だとか「大本営の砦」なんて称号は私じゃなくてあの娘になってたんでしょうね…」
元帥「…」
瑞鶴「否定しないって事は提督さんもそう思ってるんでしょ?」
元帥「…そんな、事は…」
瑞鶴「良い娘だったよね。提督さんの事大好きだったし、艦娘に好かれてたし、成績も優秀だったし、可愛かったし、なによりーーー」
瑞鶴「提督さんに愛さ「もういい!」…」
元帥「…お前もここ最近の秘書官の仕事で疲れてるんだ。今日はもう休め」
瑞鶴「…わかった」
瑞鶴「何十年も秘書やってるのにそんな訳ないじゃん」ボソッ
元帥「…はぁ。どうしたらいいもんかな…」
元帥「なぁ…飛龍…?」
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