29:エミル
2017/10/15(日) 02:10:33.32 ID:3HFhVnST0
アナウンサー
『今日未明、天宮市近郊で小規模な空間震の発生が観測されました。被害は比較的軽微で、付近住民の負傷者も無く、空間震の発生条件に付いては現在も調査が続いています。』
琴里がニュースを見ている間に、士道は朝ごはんを作っている。まず卵を割って、中の黄身をホールに入れて、かき混ぜる。
五河士道
「またかぁ、近いな。」
五河琴里
「だね。」
そして士道は冷蔵庫を開ける。
五河士道
『空間震。原因不明の広域震動現象。その名の通り、空間そのものが揺れ、辺りを根こそぎ破壊していく理不尽な災害だ。
30年前の大災害の後、半年の間、世界各地で空間震が起こった。日本では、今俺達が住んでいる辺りを一面照度に変えた、南関東大空祭が知られている。
それから25年は何もなく、突如5年前、再開発されたこの天宮市で発生したのを皮切りに、空間震は増加傾向である。それも、この日本を中心としてだ。』
そう思いながらも士道は冷蔵庫からベーコンと何かの袋を出し、琴里に『どっちにする?』と質問すると、琴里はベーコンの方に指を指した。
そしてそのベーコンをフライパンに2つ乗せてそのまま焼く。そしてそのままずらし、かき混ぜた卵の黄身をフライパンに入れ、そのまま混ぜる。
琴里はテレビを集中しているかのように見ている。そしてトースターからトーストが出来た。そして出来た卵焼きとベーコンとサラダを乗せた皿をテーブルに置き、トーストにバターを塗り、牛乳をコップに入れる。
そして琴里はチュッパチャプスをしゃぶる。
五河士道
「最近、特に多くないか?」
五河琴里
「そうだね。ちょっと予定より早いかな・・・?」
五河士道
「んっ・・・!」
士道は何かに気付き、琴里の所へ。
五河士道
「コラ!飯の前だぞ!」
五河琴里
「あっ・・・!」
士道は琴里の口からチュッパチャプスを取り外そうとするが、琴里が口を閉じているので上手く出せない。しかも何度も何度も引っ張っても外すことが出来ない。
五河士道
「ったく・・・。ちゃんと飯も食うんだぞ。」
五河琴里
「おう!愛してるぞ、お兄ちゃん!」
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