渋谷凛「輝くということ」
1- 20
99: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:54:03.30 ID:c5e7bYk30



「君の隣に立てたこと、アイドル渋谷凛のプロデューサーとして在れたこと、その日々の全てを誇りに思う」

私の家の前に着いたとき、プロデューサーがそんなことを言った。

「……うん」

掠れた声で返す。

「一緒に過ごしたこの何年かは、人生で一番ってくらい楽しかったよ」

「うん」

「今までありがとう」

数秒の抱擁。

涙でスーツをぐしゃぐしゃにしてしまったのに、プロデューサーは何にも言わないで、私の頭を撫でてくれた。

「私こそ、ありがとう。……またね」

もう一度、ぼろぼろと涙をこぼしながら頭を下げて、車を降りた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
123Res/80.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice