渋谷凛「輝くということ」
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77: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:43:12.11 ID:c5e7bYk30



「うん。わかった」

私もプロデューサーに倣って、なんでもないように返事をした。

「いつかした話、覚えてるかな。凛の初めてのライブのときに作った衣装の話」

「うん。覚えてる」

あのときの感動は、今も記憶に新しい。

初めてまっくろなドレスをもらって、袖を通した時のこと。

ライブの前で、緊張している私に、素敵な髪飾りをくれたこと。

忘れられない思い出だ。

「あれの初期デザイン案を、使おうと思う」

ああ、やっとか。

最初に出てきた感想はそれだった。

とっくの昔に、あの衣装案を通せるだけの実力は、私もプロデューサーもつけていたはずだった。

でも、今の今までその話が出ることはなかったから、てっきり忘れてしまったのかと思っていた。

「衣装は、それでいくとして……曲は?」

「Never say neverでいこうと思う」

「わかった」

異論はなかった。

あの曲と、あの衣装で、一番になろう。



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