渋谷凛「輝くということ」
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71: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:39:56.20 ID:c5e7bYk30



私の家の近くまで来て、プロデューサーは車を停める。

「ここで、いいんだっけ」

「うん。ありがとう」

「じゃあ、また明日」

プロデューサーはそう言って、ドアのロックを解除してくれる。

シートベルトを外して、車を降りる前に、プロデューサーの方を向いて、姿勢を正す。

「あのさ、もう一個だけ、どうしても伝えたいことがあって」

「うん。どうぞ」

「……いつもありがとう。私、愛想ないから、あんまり伝わらないかもしれないけど……プロデューサーには感謝してるよ」

「それは、その。こちらこそ。凛が頑張ってるから、めちゃくちゃ頑張る凛がいるから、俺も負けないように頑張れてるよ」

「……それじゃあ」

「ああ、また明日」

車を降りて、手を振る。

プロデューサーの車が見えなくなり、私も家の方へと歩き出す。

ああ、もう一つ伝え忘れた。

まぁいっか。

これは明日言おう。



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