渋谷凛「輝くということ」
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46: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:27:40.01 ID:c5e7bYk30



トレーナーさんが帰ると、隅にいたプロデューサーがタオルとスポーツドリンクをくれた。

お礼を言ってそれらを受け取り、汗を拭ってドリンクに口をつけた。

プロデューサーは私の呼吸が整うのを待って、「今日の用件なんですけど」と言って、鞄からホチキス留めされた資料を二つ取り出す。

「まずはこっちを見てください」

手渡された資料をぱらぱらとめくる。

中身は衣装のデザイン案だった。

『ブラックゴシックドレス』

それがドレスの名前だった。

黒を基調とした綺麗なドレスで、フリルやリボンもたくさんついている。

豪華なブーツに、花の髪飾り。

花はリンドウ……かな?

名前のもじりなんだろうか。

まだ、ただのデザイン案なのににやにやしてしまう。

嬉しくて、何度もぱらぱらと資料をめくっていたら、突然プロデューサーが「ごめんなさい」と頭を下げた。



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