渋谷凛「輝くということ」
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25: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2017/08/10(木) 00:16:23.95 ID:c5e7bYk30



入学式は別段取り立てて変わったこともなくごく一般的なもので、教室に戻ってからも、諸連絡が終わるとすぐに解散となった。

携帯電話を鞄から取り出して、電源を入れるとメールが来ていた。

母からだった。

校門付近で待っているらしい。

なんでも、記念に写真を撮りたいんだとか。

なら、早く向かってあげよう。

そう思って、鞄を肩にかけて席を立ったその時、教室の前方で談笑をしていた子たちがぱちんと手を叩いて「すみません! 日曜空いてる子ってどれくらいいますかー?」と言った。

「急だけど、ほら……親睦! 親睦を深めたいし、カラオケとか行きたいねー、って今話してて……」

「だから、行ける人! 手挙げて欲しい、です! あと、クラスのグループ作ったから、みんな連絡先交換しよ!」

特に予定はないし、これから一年この仲間と過ごすことになるのだから、異論はなかった。

だから、控えめに手を挙げた。

他のクラスメイトたちも同様に、一人二人と手を挙げていき、結果的にはどうしても参加できない子を除いて、ほぼ全員が参加することになった。

「じゃあ、そーいうことで! 詳しいコトはまたグループで連絡しまーす!」

そういうことらしい。



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