144: ◆df7m4bsNCU[saga]
2017/08/13(日) 00:52:58.23 ID:oi+UmKoqo
雲龍「子供っぽいと思われるかもしれないけど、実は、可愛らしい絵本を読むのが好きで……」
提督「別におかしくはないと思うぞ? 大人でも独特の世界観に魅了される人は多いらしいし」
吹雪「気軽に読めるのも良いですよね」
雲龍「そう、よかった……」
提督「それと興味本位で悪いんだが、雲龍はどんな絵本が好きなんだ?」
雲龍「そうね、最近だと『まんぷくあおむし』という本が気に入っています」
吹雪「どんなお話なんですか?」
雲龍「そうですね、あらすじは――」
あるところに、いつも食べてばかりのあおむしがいました
あおむしは食べてばかりだったので、いつもおなかがいっぱいです
ある日、あおむしが食べものをさがして歩いていると
ほかのむしたちが、なかまのために食べものをたくさんあつめているではありませんか
おなかがすいてがまんできなくなったあおむしは
ともだちのあかむしといっしょに、食べものをぬすんで食べてしまいました
すると、それを見ていた大きな鳥がやってきて、こう言いました
『そんなことをしなくても、かってに食べものがおちてくるところがあるよ』
それをきいたあおむしとあかむしは、こう言います
『そんなすてきなところがあるなら、今すぐつれて行ってよ!』
それをきいた鳥さんは、あおむしとあかむしを食べてしまいましたとさ
雲龍「――という話です」
提督「……どこかで聞いたような話だな」
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