9: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2017/08/06(日) 17:44:08.91 ID:oOCecuP20
琴葉「2人とも、ごめんなさい!」
きっと私が遅れたことで、大人の2人にはたくさんのしわ寄せが行ったと思います。だから、『ただいま』より先に謝罪をしなければと思いました。
下げた頭に、二つ暖かい手がポンと置かれます。そして、髪の毛をくしゃくしゃっと思いっきり撫でられました。
このみ「あー、もうこの子は相変わらず可愛いわね!」
え?それは謝罪への返答にはあまりにもかけ離れた言葉で、驚いてしまいます。
莉緒「琴葉ちゃん。私たち、だーれも迷惑なんて思ったことないわよ」
このみ「そうそう、だから自分を責めないであげてね。あなたは頑張ったわ。それで、きちんと戻ってきてくれた。立派よ」
そう言って頭を撫でてくれる2つの手は、なんだかいつもよりも大きく思えました。
手のひらから伝わる温もりが、なんだかこころまであったかくしてくれる気がしました。
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