100: ◆E7idzvHwo6[saga]
2017/08/06(日) 18:04:35.41 ID:4xxdG3jx0
朝潮「……なんだか、私たちの存在意義を否定されている気がしてしまって」
朝潮「別に誰かから褒められるために、艦娘になったのではありません。何よりも守りたいものがあるからこそ、艦娘になったのですから」
朝潮「けれど…実情を知らない人々から見れば、やはり私たちは、平和をかき乱すだけの存在なのかと、ふと思ってしまって」
荒潮「……ふふ、やっぱり朝潮ちゃんて真面目よねぇ。そこが好きなんだけどね〜」
パチパチ……パチ…パチ…
由良「……この花火みたいに、私達が誰からも愛されるというのは、やはり難しいことだと思うわ。たとえ祖国の為に命を懸けていてもね」
由良「けれど、たとえいつかは燃え尽きる存在だとしても、朝潮ちゃんが信じたものが嘘になるわけじゃないわ」
由良「花火が人々を感動させる為にあるのなら、私達の砲弾はその花火を作ってもらう為にあるの。同じようで違う。違うようで同じ。曖昧で揺らぐ存在だからこそ、理解されるのは難しいわ」
由良「所詮は私達の、自己満足よ」
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