3: ◆6QdCQg5S.DlH[sage saga]
2017/08/05(土) 02:45:36.05 ID:FqcG0Fn80
歌鈴(……道、合ってるかな?)
歌鈴(ううん、気配は濃くなってるんだから、それは大丈夫)
歌鈴(それよりも、もしかしたら誰かが襲われてるかもしれないんだから……もっと早く……!)
歌鈴「はっ……はっ……!」
歌鈴(……あとは、ここを曲がれば――)
「――!」
「ひ、ひぃっ!」
歌鈴(いたっ! 怪物と……襲われてる人!)
歌鈴(よし……歌鈴、行きますっ!)
歌鈴「破ァ!!!」
「――!?」
「なんだ、光……!?」
「……はっ! そ、そうだっ、今のうちに……!」ダッ
歌鈴「ふぅ……」
歌鈴(あの人は……逃げたみたいですね)
歌鈴(うまく邪魔できたみたいです)
「――」ギロッ
歌鈴「!」
歌鈴(……本当は、今ので終わらせたかったんですけど……)
歌鈴(……大丈夫、歌鈴。大丈夫)
歌鈴(たぶん、この怪物はそこまで強くない)
歌鈴(だから……一発でダメならもう一発……!)
歌鈴「すぅ……」
「――!」
歌鈴「……歌鈴、行きま――」
????「滅ッ!!!」
歌鈴「――えっ!?」
歌鈴(突如、空から女の人が現れた)
歌鈴(そして、私たちと同じように手を前に出し、叫び)
歌鈴(手のひらから放たれた光は怪物を包み込んで……)
歌鈴(……光が消えるころには怪物はいなくなっていた)
36Res/43.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20