ある門番たちの日常のようです
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279: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/20(水) 20:04:28.29 ID:zaZUfR/t0
(メメФωФ)「クソとは心外である。我が輩は“海軍”准将としての職務を全うしているに過ぎん」

( T)「あぁそうだろうな准将殿」

ぴくりと、奴が担いでいる矛が揺れた気がした。

もしかしたら我が輩に突きつける一歩手前で堪えたのかも知れない。

( T)「でも職務だろうがなんだろうが、自分の立てた作戦で死んだ奴使って損得勘定の算盤はじくのが悪趣味なクソ行為であることは変わんねえぞ」

(メメФωФ)「………筋肉は本当に万能であるらしい。まさかとうとうテレパスまで取得とは」

( T)「筋肉が万能なのは当たり前だろ。キン肉マン五千兆回読め。で、だ」

益々、突き刺さる視線が厳しくなる。顔全体をマスクで覆っているにもかかわらずそれが解るのは奴が強い感情を込めて睨んできているからか、或いは単に──双方不本意ながら──昔馴染み故の機微か。

( T)「今はクソ雑魚深海ウジ虫の殲滅が先だから深くはツッコまねえがな。一応、何かの間違いで、マッスル神の嫌がらせによって、この上なく不快なことに、俺はお前と顔見知りのような何かだ」

(メメФωФ)「どんだけ我が輩とのつながり否定したいんだよ流石に少し傷つくぞ」

( T)「映画【モンスター・トーナメント】の存在ぐらい否定したい。

……一応顔見知りのよしみってことで一つ忠告する。もう少してめえは周りに頭のレベルを合わせろ」

(メメФωФ)「………」

他人の鼓膜を破壊するために声を上げているのではと訝しみたくなるこの男が、周りに聞こえぬように配慮しながら囁く姿を我が輩は初めて見た。

( T)「てめえはウチの鎮守府の連中すらドン引きする“冷血非道ロマさん”だが」

(メメФωФ)「お前ボケないと死ぬ病か何か?」

( T)「俺はお前が、河了貂萌えのド変態ではあっても意味も無くゲスな考えする奴じゃないと思ってるつもりだ」

(メメФωФ)「前半のくだり間違いなくいらねえのである殺すぞ」


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