ある門番たちの日常のようです
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238: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/07(木) 20:33:51.44 ID:y5a/8HOy0
まるでその通信が聞こえていたかのように、そしてその通信を待っていたかのように。

深海棲艦側の戦列から、一斉に無数の──それ以外に表現のしようが無い──艦載機が空へと舞い上がる。トゥロマ川から、対岸から、市の近隣から、何百、何千というレシプロエンジンの音が響いてくる。

《【Fighter】武蔵よりCaesar、凄まじい数の敵機が発艦している!!全機が此方に向かってくるぞ!!》

('、`;川《統合管制機よりCaesar、深海棲艦の航空隊は確認した限り近隣地域含め20カ所以上から出現!総数は1400から1500と推測!》

《【Ghost】摩耶よりCaesar、こんなんこの火力じゃ1/10も食い止めきれねえぞ!!突破される!!》

《此方【Fighter】不知火、敵航空隊は全て我々へ攻撃は仕掛けず後方への浸透を目指す模様。狙いは恐らく、ロシア軍の主力空挺部隊です》

上空で集まった敵航空隊は、艦載機の大群というよりは巨大な雲のように蠢きゆっくりと頭上に広がっていく。不知火の報告通り此方には爆弾一発すら落ちてこず、全ての機体が此方の弾幕を突破して進軍を強行する構えを見せていた。

────さて。この動き自体は、こちらの予想通りのもの。

( ФωФ)「戦艦部隊全艦に通達!!弾種三式弾に切り替え、全火力を敵艦載機部隊に集中!!」

ここからが、正念場だ。

(#ФωФ)「主砲、撃ちぃ方ぁ、始めぇ!!!」


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