210: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/05(火) 10:07:43.80 ID:YYSiAqOmO
(,,゚Д゚)(………これが噂に聞く提督LOVEって奴か)
かつて、某筋肉モリモリマッチョマンの変態が言った。
「そんなものがウチの鎮守府で起きたら多分俺は喉をかきむしって死ぬ」と。
あと、「トム=シックス監督と酒を酌み交わせたら死んでもいい」とも。
後者はどうでもいい。ものすごく。
(,,゚Д゚)「しかし、なるほど」
目の前でやられると、これは銃の引き金に指を掛けないようにするのに多大な精神力を要するな。
《少尉、裏口に敵の気配ありません!》
《表口も同様です。扉を開けて覗いてみましたが本舎からの攻撃もありません》
(,,゚Д゚)「解った………ファルロ、周辺の安全に関してはとりあえず確認できた。移動するぞ」
( ̄⊥ ̄)「ああ。指揮は其方に任せるよ、我々を二等兵として扱き使ってくれ」
これ以上場違いなラブ&コメディを見せつけられると脳の血管に多大な負荷がかかりそうだったので、いい具合に入ってきた村田達から無線報告をダシにして切り上げさせる。
ファルロはあっさりヴェールヌイの頭から手を離し、
持ち直したAK12を掲げながらそう言って笑った。
「……………」
暁型2番艦が、飯を取り上げられた肉食獣みたいな目付きで此方を睨んでくる。さっきまでのコイツの様子は完全によく懐いた飼い犬だったが、今飛ばされてくる殺気に満ちた眼光は幾匹もの獲物を食い殺しているオオカミのそれだ。
「……………グルル」
ちょっと唸ってきた。人間じゃなくて深海棲艦にその闘志を向けろよ自分の職務忘れすぎだろ。
「…………………くはぁ」
因みに白露型の方の2番艦は大あくびを噛み殺していた。
お前も職務忘れすぎだろ。
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