キョン「最近、生え際が気になる」
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28: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/08/05(土) 13:56:43.68 ID:vYgOB4Up0
【キョン 部屋】

キョン「さて、アラーム……。あ、マナーじゃなくて消音にしてたのか」

『新着メッセージ 100件』

キョン「増えてるじゃねえかっ!」ピッ

『佐々木 からのメッセージです』

キョン「……こいつ、友達がいないんじゃなかろうな。とりあえず、最新メッセージだけ」ピッ

佐々木『キョン、風呂からあがったにしては随分と時間が経つけれど、僕が鬱陶しくなったのかな』

キョン「いやいや。しかし、佐々木から考えれば、返信を無視されてたと思ってるわけか。そんなわけないだろう、返信と……。さて、寝る――」ピロリーン

『新着メッセージ 100件』

キョン「たった今、1件を既読にして新着のシステムログは99になっているはずだが」ピッ

佐々木『安心したよ。なにかしていたのかい?」

キョン「はやすぎだろ! どんだけ打つのはやいんだよ! ええい、そのまんま送ってやる」ピッ

『新着メッセージ 99件』

キョン「ふぅ、これで惰眠を貪る――」ピロリーン

『新着メッセージ 100件』

キョン「……これは、いつまでたっても眠れないサイクルに突入したんではなかろうか。いや、待て。早合点するには。佐々木に正直に言えばいいんだ」ピッ

佐々木『くつくつ、今時の女子高生を侮っちゃいけないよ。文字を打つのは、筆を走らせるよりもはやくできる』

キョン「そうかい。電子機器に依存してちゃろくな大人にならないと思うがね。俺は眠い、そろそろ寝る、送信……と」

『新着メッセージ 99件』

キョン「こうしてれば、佐々木はきっとわかってくれるはず……」ピリリリリッ

『着信 古泉一樹』

キョン「こ、こいつらは。しかし、すまんな、古泉。お前は問答無用で無視をさせてもらう」ピリリリリッ ピロリーン

『着信 古泉一樹』

『新着メッセージ 100件』

キョン「だぁ〜〜〜〜っ!! もう! 俺は眠いんだよ! はい、もしもし!」

古泉「おっと、ようやくでてくれましたか。あと数コール鳴らしても反応がなかったら諦めるところでしたよ」

キョン「とったことを後悔してるよ。俺は寝るんだ。それじゃあな」

古泉「……! ま、待ってください! 少しだけ、お時間をいただけませんか!」

キョン「断る。なぜ俺の時間を割いてまでお前に合わせなきゃならん」

古泉「そう仰らずに。手短に済ませますので」

キョン「はぁ、3分だぞ。カップラーメンがのびちまう時間はごめんだ」

古泉「ありがとうございます。涼宮さんについてのお話なんですが、あなたは、どこまでご存知でいらっしゃいます?」

キョン「(やれやれ、またか……)」

古泉「これは失敬、あなたは何のことを言っているのか理解できないかもしれませんね。すみません。失念していました」


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