2: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/04(金) 23:51:51.40 ID:wVz2P5md0
【学校 HR前 トイレ】
古泉「おはようございます」
キョン「はぁ……。朝からお前の顔を見るほど憂鬱な気分になることはないぜ。せめてクラスが違くて助かったよ」
古泉「んっふ。では、神に感謝しなくては」
キョン「神様ならお礼は足りてるそうだ」
古泉「そうとも限りませんよ〜? 謝礼はいくらあっても困りませんからね」
キョン「現金な神様ってのも嫌なモンだが」
古泉「神社の前に賽銭箱が置いてあるのはなんでだと思います? 地獄の沙汰も金次第と言うじゃありませんか」
キョン「けっ、現世は地獄で金でなんでも解決できるってか? なんともいやらしい思考してやがる」
古泉「そういうわけではありませんが。渡し船でさえ運賃が必要だったりしますしね」
キョン「はいはい、そうですか。用を足したなら行けよ」
古泉「そのつもりでしたが、さっきから鏡の前でなにをしてらっしゃるんです?」
キョン「別になんだっていいだろ」
古泉「ナルシズムに目覚めたとか。興味深いですね」
キョン「はっはっはっ。俺が自分をかっこいいと思える日がくるなら本当の地獄がくるかもなぁ」
古泉「おやおや。それは一大事」
キョン「皮肉をスルーするな。それぐらいありえないって話だよ」
古泉「ふむ。僕としてどちらでもかまわないのですが」
キョン「よく言うぜ」
古泉「それで、見惚れているのではないとすれば……なにをしていらっしゃるので?」
キョン「はぁ……なんにも。ホクロが気になってさ」
古泉「ホクロが?」ズイ
キョン「うわっ! 寄るな近いうっとうしい!」
古泉「なんら変化があるようには見受けられませんが……」
キョン「ええいっ! お前が行かないってんのなら俺が行く!」
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