14: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/05(土) 03:47:10.80 ID:vYgOB4Up0
【長門宅 リビング】
長門「適当に座って」
キョン「あぁ」
長門「お茶、飲む?」
キョン「いや……」ピロリーン
長門「携帯」
キョン「すまん。マナーモードにしておく――」
長門「相手は、佐々木」
キョン「は?」
長門「単刀直入に言う。あなたの頭皮の危機」
キョン「はぁ?」
長門「このままでは、あなたは300時間以内に毛根から毛髪が全て抜け落ち、ハゲる」
キョン「ちょ、ちょっとまて。長門、お前がなにを言ってるのかさっぱり理解できない。そもそもなぜ長門が佐々木を知ってる?」
長門「涼宮ハルヒと対をなす存在だから」
キョン「ハルヒと? ここでハルヒが?」
長門「涼宮ハルヒは情報統合思念体に情報爆発をもたらした。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、それが私」
キョン「へ、へぇ……ってなるわけないだろが! 変な電波でも受信してるのか!」
長門「聞いて」
キョン「なんだよ」
長門「あなたのハゲ進行は不自然。本来ならば起こるはずのない時系列」
キョン「ハゲじゃないって! 生え際!」
長門「佐々木の暴走、涼宮ハルヒの憂鬱を止めなければ毛根に明日はない」
キョン「かっこよくないから!」
長門「あなたは、ツルピカハゲになりたいの?」
キョン「なりたくねぇっ!」
長門「回避する方法は確率事変を終息へと導かなければいけない。なかなかに骨の折れる作業」
キョン「なぁ、長門。悪い冗談だと言ってくれ、頼むから」
長門「残念ながら。99.98%であなたは未来を回避できない」
キョン「だいたいなんで俺がハゲるのとあいつらと関係があるんだよ」
長門「幻滅する」
キョン「主語がない。誰がだ」
長門「涼宮ハルヒと佐々木。あなたに興味がなくなる」
キョン「ハゲることによってか⁉︎」
長門「……」コクリ
キョン「おいおい、創作にしたってもうちょっとマシな設定ってもんがあるだろう」
長門「事実は小説より奇なり」グッ
キョン「親指立てる意味!」
63Res/94.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20