アナスタシア「流しソ連」 神崎蘭子「そうめんだよ」
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/08/04(金) 21:51:04.57 ID:XpzauLuto

 「あつい……なつぃ……」

心なしか語彙も貧弱になっていました。
一旦こうなるとアーニャのこと。
涼を取るまで一切の建設的な思考は望めません。
現にこうしている間も、彼女の脳内は「アイス食べたい」の一文で埋め尽くされています。

 「アイスたべたい」

漏れ出ている始末でした。
事務所へ辿り着かずして、いよいよ本格的に厳しい状況です。


 ずるずる。


 「…………シト?」

緩慢な動作で見上げた先には、商業ビルにへばり付く大型の壁面モニター。
大手旅行代理店のCMでしょうか。家族連れが和気あいあいと食事を楽しんでいます。
小さな男の子が、流れてくる麺を見事に掬い上げました。
涼し気な景色はいわゆる川床で、アーニャは思わずどこでもドアを探しました。
ありません。


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