16: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/04(金) 00:59:09.34 ID:wVz2P5md0
シャルロット「協定って?」
セシリア「わたくしたちはいわば痩せるという志をともにする仲間です!」
シャルロット「は、はぁ……」
セシリア「ですから! 痩せるまで一夏さんに想いを伝えないという協定です!」
シャルロット「え、えぇ? でも、私は別に太ってないし、セシリアだって」
セシリア「でももヘチマもありませんわ! 痩せて維持できるサイクルを作るまでが真に痩せたと言えるのです!」
シャルロット「それで、体型が維持できるまでのサイクルを作れたらどうなるの?」
セシリア「そうなれば同じ土俵というお話になります! 抜け駆けはなしで!」
シャルロット「そ、そうかなぁ?」
セシリア「耳をお貸しになってください」
シャルロット「ん?」
セシリア「他のみなさんは知らないんですのよ……」コショ
シャルロット「……!」
セシリア「知っているのはわたくしとシャルロットさんのみですわ」
シャルロット「でも……みんな太ってるわけじゃないし」
セシリア「今は、ですよね」
シャルロット「……?」
セシリア「油断は慢心を招きます。カロリーが高い食べ物をすすめれば」
シャルロット「え、えぇ? まずいよ、それは」
セシリア「そうですか……シャルロットさんの一夏さんに対する想いはその程度なんですね」
シャルロット「むっ。どういう意味?」
セシリア「わたくしたちはライバルですのよ。選ばれるのは一人のみ。それは不変です」
シャルロット「……」
セシリア「蹴落とすチャンスがあるなら積極的に行うべきではありません?」
シャルロット「でも、バレたら……」
セシリア「バレなければいいのです。でも、シャルロットさんは乗り気じゃないようですね」
シャルロット「うーん」
セシリア「失望しました。一夏さんへの想いの軽さに」
シャルロット「なっ!」ガタッ
セシリア「はぁ……」
シャルロット「私の一夏に対する想いに嘘なんてない! 一夏は私を救ってくれたんだから!」
セシリア「でも、あなたは自分のことを考えているでしょう?」
シャルロット「セシリアこそ見損なったよ!」
セシリア「なんですの! わたくしは間違っていまへんわ!」
シャルロット「正々堂々としなくちゃ!」
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