【ミリマス】宇宙の旅、夢の果て-SS速報VIP

【ミリマス】宇宙の旅、夢の果て

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6: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 00:36:20.92 ID:cecPvHnAo
プロキシマ・ケンタウリが人類居住可能惑星と判明したのは数年前。
無人亜光速ロケットの最終実験、惑星間往復実験によるものだった。
亜光速ロケットが発進したのは、30年前、プロキシマ・ケンタウリの空気、気象データや地形データを取り、それを持ち帰る実験だった。
通信は太陽系の外縁を出た時点で途絶えてしまったため、失敗だと思われた実験だったが、無事にロケットは帰ってきたのだった。

7: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 00:45:16.16 ID:cecPvHnAo
当時、そのニュースは大きく報じられた。
太陽系の外に出たロケットが、はるか数光年先の惑星のデータを回収してきたことはまさに奇跡だった。
それだけでなく、プロキシマ・ケンタウリが人類居住可能惑星と判明したのも、ニュースを大きく盛り立てた。
そして、30年の間に、亜光速ロケットは更なる進歩を遂げたことにより、20年以内の往復が可能であるという試算が成された。
そして、ニュースの後、数年の間に太陽系政府は、プロジェクトを大きく進めることとしたのだった。

8: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 01:15:45.59 ID:cecPvHnAo
「…あたしでよかったんだろか」
弱気な言葉を吐いたのは木下ひなただった。
「どうしたの？ひなたちゃん」
矢吹可奈は尋ねた。
「んっとね…あたしの他に、もっと凄い宇宙飛行士(アストロノーツ)がいたはずなのに、なんで選ばれたのだろうかって」

以下略 AAS

9: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 01:38:23.94 ID:cecPvHnAo
とりあえず上に出てきた未来、静香、翼、ひなた、可奈、志保の他に百合子、ロコ、昴、瑞希を出す予定です
今日中には15歳組の様子書きます
そのあと合流&出発て感じにする予定です

10:名無しNIPPER[sage]
2017/08/03(木) 05:58:37.41 ID:8+duBVol0
乙

11: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 23:41:54.92 ID:cecPvHnAo
「この日は10時に空港、12時から会見、それから…それから…」
「なぁ百合子、何回確認してるんだ～？」
七尾百合子が、出発前のことを何回も確認している様子を見るのに飽きた永吉昴が、声をかける。
「だって、こんな大事な仕事に選ばれるなんて…うぅ、緊張する…」
「大丈夫、なんとかなるって、なぁロコ？」

以下略 AAS

12: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/03(木) 23:50:26.67 ID:cecPvHnAo
こうして、春日未来、最上静香、伊吹翼、木下ひなた、矢吹可奈、北沢志保、七尾百合子、永吉昴、伴田路子の9人は宇宙へと向かう。
これから先、幾多の困難が待ち受けていたとしても、皆となら乗り越えられる、それぞれが皆そう信じて。

13:名無しNIPPER[sage]
2017/08/04(金) 00:06:46.02 ID:bJI8XVcz0
瑞希は別枠か？

14: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/04(金) 00:16:50.35 ID:qUWa16q0o
はい、9人の宇宙飛行士とは別の役を考えています
なのでもうちょっとだけ先の合流の予定です

15: ◆812NGs6E01Px[saga]
2017/08/04(金) 01:03:29.21 ID:qUWa16q0o
9人が空港に着いたとき、入り口は記者とカメラマンと、それ以上の人数の見物人でごった返していた。
多数のマイクを突きつけられ、カメラのシャッターのシャワーを浴びるなか、どうにか空港に入ったが、その中もまた混雑していた。
彼女らは押し合い、へし合いの中で、かなりの時間をかけたが、どうにか控え室にたどり着いた。
「うぅ…もう疲れた…」
未来は椅子に座りこんでぐったりしながら言った。

以下略 AAS

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