11:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:06:26.90 ID:NKf0+xSCo
こんなこともあろうかとカブトムシ狩猟の準備は万全です。虫かごも虫取り網も、さらにはカブトムシの餌も準備してあります。
城ヶ崎莉嘉のボディガードには、カブトムシ対応能力も必要なのです。
翌朝、ウサミンロボは朝食にサンドイッチを準備し、水筒にはコーヒー牛乳を入れました。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:06:54.34 ID:NKf0+xSCo
「莉嘉が身支度して、俺が部屋に入っても良くなったら言ってくれ。一応今日のスケジュールの確認がしたい」
うさっ
13:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:07:21.27 ID:NKf0+xSCo
うさ
「莉嘉ーー、起きたかーー?」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:07:48.96 ID:NKf0+xSCo
ホテル裏の雑木林に入る少し前、莉嘉とウサミンロボに向き直ったモバPは、自信ありげに言いました。
「かつてはカブトキラーと呼ばれた俺の実力、たっぷりと見せてやるぜ」
15:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:08:16.50 ID:NKf0+xSCo
「Pくん、動かないで、カブトムシだよ!」
莉嘉が手を伸ばすと、カブトムシは飛んで逃げ出しました。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:08:43.15 ID:NKf0+xSCo
「Pくん! 今度はクワガタだよっ!! 3匹!」
「くっ……だが、莉嘉の尻が無事ならば俺の尻など……この程度の痛み」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:09:11.71 ID:NKf0+xSCo
「ロボくん! Pくんは私が見てるから、カブトムシをお願いっ!」
うさっ!
18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:09:39.11 ID:NKf0+xSCo
どこからか厳かな声が聞こえてきます。気が付くと、ウサミンロボは雑木林のかなり奥へと入っていました。
そこには、どこか不思議な雰囲気を持ったお社が鎮座しています。
うーさ
19:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:10:44.40 ID:NKf0+xSCo
(ふむ、礼儀は知るか……)
(だが、許すわけにはいかん)
うさ?
20:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:11:37.82 ID:NKf0+xSCo
大丈夫ウサ、莉嘉ちゃんは優しいウサ
(俺が知るかっ!!)
21:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:12:05.85 ID:NKf0+xSCo
ウサミンロボのセンサーが激しく警告を告げます。
カブトムシの潜在能力はとても高く、ウサミンロボと充分張り合えるという分析結果が出ているのです。
つまり、このカブトムシが十二匹居れば、ホワイトハウスは三時間で落とせます。強いカブトムシさんです。
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