1:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:00:35.61 ID:NKf0+xSCo
池袋晶葉によって完成したウサちゃんロボは、バックダンサーからお団子作り配布までこなす優れロボである!
ときどき中身を抜いて、代わりに市原仁奈や橘ありすが入っていることもある!!
しかし、中身がウサミン超科学によって改良されたウサちゃんロボもいたっ!
その名は、ウサミンロボ! ウサミニアックブレイン超AIを搭載した、自我を持つロボットである!!
ウサミン竹槍、ウサミンスクランダーなどの数々の武装を使い、アイドル達にお役立つのだ!
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:01:40.21 ID:NKf0+xSCo
今日は城ヶ崎莉嘉のサイン会です。
カリスマとも呼ばれる姉、城ヶ崎美嘉にも負けない人気の莉嘉です。
対象年齢こそ違えど、莉嘉だってカリスマなんです。
3:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:02:29.35 ID:NKf0+xSCo
だけど、中には不埒な悪行三昧のファンもいます。
手を洗わずに握手会に参加したり、歯を磨かずに参加する人たちです。髪を洗わない人もいます。
マナーは守るべきです。
それどころか、握手した手をいつまでも離さない人、変わった握手をする秘密結社員、鼻で深呼吸を始める人、突然人生設計を語り始める人、泣きだす人、白飯を三杯食べる人、四つん這いになって踏んでくださいと頼む人、色々な人がいます。
4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:03:04.65 ID:NKf0+xSCo
しかし、今日のサイン会ではウサミンロボの出番はないようです。
うーさー
5:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:03:35.28 ID:NKf0+xSCo
ウサミンロボは貸切個人用温泉の入口に陣取ります。この先は例え同性であっても許可なく通すことは出来ません。
ここから先に絶対行かせない覚悟がバリケードなのです。
6:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:04:03.02 ID:NKf0+xSCo
「よし、その竹槍は下ろそうか」
うさ
7:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:04:31.96 ID:NKf0+xSCo
うさぁ……
それでも、ロリコンではないと言われればその通りです。
プロデューサーはちょっとエッチですけれど、子供や動物には普通に優しい人です。
8:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:05:05.51 ID:NKf0+xSCo
「美嘉が入ってから俺が現れれば覗きだが、美嘉が入る前からここに居るのだから不幸な事故だろう?」
ウサミンロボは即座にウサミン竹槍を突き出します。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:05:32.27 ID:NKf0+xSCo
ぷすりぷすり
「増やすなぁあああっ!!! そして尻を執拗に狙うんじゃないっ!! 必要以上に由里子を喜ばすなぁっ!! 」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:05:59.41 ID:NKf0+xSCo
「ありがとうね、 ロボくん!」
「あ、そうだ、明日のスケジュール、聞いてる?」
うさっ
11:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:06:26.90 ID:NKf0+xSCo
こんなこともあろうかとカブトムシ狩猟の準備は万全です。虫かごも虫取り網も、さらにはカブトムシの餌も準備してあります。
城ヶ崎莉嘉のボディガードには、カブトムシ対応能力も必要なのです。
翌朝、ウサミンロボは朝食にサンドイッチを準備し、水筒にはコーヒー牛乳を入れました。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:06:54.34 ID:NKf0+xSCo
「莉嘉が身支度して、俺が部屋に入っても良くなったら言ってくれ。一応今日のスケジュールの確認がしたい」
うさっ
13:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:07:21.27 ID:NKf0+xSCo
うさ
「莉嘉ーー、起きたかーー?」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:07:48.96 ID:NKf0+xSCo
ホテル裏の雑木林に入る少し前、莉嘉とウサミンロボに向き直ったモバPは、自信ありげに言いました。
「かつてはカブトキラーと呼ばれた俺の実力、たっぷりと見せてやるぜ」
15:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:08:16.50 ID:NKf0+xSCo
「Pくん、動かないで、カブトムシだよ!」
莉嘉が手を伸ばすと、カブトムシは飛んで逃げ出しました。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:08:43.15 ID:NKf0+xSCo
「Pくん! 今度はクワガタだよっ!! 3匹!」
「くっ……だが、莉嘉の尻が無事ならば俺の尻など……この程度の痛み」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:09:11.71 ID:NKf0+xSCo
「ロボくん! Pくんは私が見てるから、カブトムシをお願いっ!」
うさっ!
18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:09:39.11 ID:NKf0+xSCo
どこからか厳かな声が聞こえてきます。気が付くと、ウサミンロボは雑木林のかなり奥へと入っていました。
そこには、どこか不思議な雰囲気を持ったお社が鎮座しています。
うーさ
19:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:10:44.40 ID:NKf0+xSCo
(ふむ、礼儀は知るか……)
(だが、許すわけにはいかん)
うさ?
20:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:11:37.82 ID:NKf0+xSCo
大丈夫ウサ、莉嘉ちゃんは優しいウサ
(俺が知るかっ!!)
21:名無しNIPPER[saga]
2017/07/31(月) 21:12:05.85 ID:NKf0+xSCo
ウサミンロボのセンサーが激しく警告を告げます。
カブトムシの潜在能力はとても高く、ウサミンロボと充分張り合えるという分析結果が出ているのです。
つまり、このカブトムシが十二匹居れば、ホワイトハウスは三時間で落とせます。強いカブトムシさんです。
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