エルフ「ダンジョン荒らして金稼ぎ!」戦士「不安しかないが……」
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625:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 14:02:58.89 ID:c1y7PfnIO


戦士「ということはイカサマ師も魔人で、ダンジョンの発生に関わってるわけか」


盗賊「アイツもまだまだ赤子だったから直接は関係ないがな。とりわけ大きく関わっていたのは……というかダンジョン発生の提案と指揮をしたのはサモナーだった。当時私は生まれていなかったが、そう聞いている」


銃士「(あら、ということは20よりも下なんか。やっぱ俺が一番年長みたいやな)」


エルフ「とんでもない事実を隠していたよね。じゃあサモナーも魔人?」


盗賊「ああ。一族の有力者だった。急進的で、対立した者たちを村ごと焼くような奴だがな」


赤魔「……」


商人「そもそもどうして魔人族の方々はダンジョンを生み出そうとしたのですか?」


盗賊「再び世界を支配するための手段としてと聞いた……最初は強大な兵器を生み出す計画だったらしい。出てきたのは何故かこのような奇妙なダンジョンだったが」


エルフ「サモナーの陰謀かな。おかげで稼がせてもらってます!」


赤魔「おい!」


戦士「そんな危険人物がまだ野放しなのは気がかりだな。転移石のことを考えると、近いうちにダンジョンだけでなくて市街地にも被害が出るようなことをしそうだ」


商人「その人を見つけるためにもまずは火山に行ってイカサマ師さんに会わないといけませんね」


銃士「そんで、その為には蠢く砂漠で『開闢の台座』を手に入れる必要があるわけやね」


赤魔「さらにさらにそのためには、まずはこの幽霊だらけのダンジョンから脱出する!」


エルフ「それには、街の中を暴れてるあのデカい魔物を何とかしなきゃいけないわけで」


盗賊「そのヒントが隠されているだろう監禁部屋がこれか」バキィッ


盗賊は隠し部屋の扉を蹴り破った!



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