エルフ「ダンジョン荒らして金稼ぎ!」戦士「不安しかないが……」
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414:名無しNIPPER[saga]
2017/08/23(水) 22:46:29.00 ID:PBfzYTJCO

「こっちよ!」

少女が俺の手を掴んだ。

「こっちの路地ならきっと撒けるわ!」

俺は驚いたが、少女に導かれるままに入り組んだ裏路地を走った。

やがて怒声は聞こえなくなった。

「撒けたみたい。よかったわね」

乱れた息を整えようと深呼吸を繰り返した。

胸の高鳴りが苦しくて、それでいて心地良かった。

やっと落ち着いて、俺は少女に礼を言った。

「良いのよ。それより少し一緒に遊びましょう?」

遊ぶ暇なんてない。俺は家に帰らなければいけない。

俺の帰りを待っているのだ…………誰が?


……あれ?


「ねえ、お願い」

少女の縋るような目。

その視線に耐え切れず、たまらず頷いた。




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