エルフ「ダンジョン荒らして金稼ぎ!」戦士「不安しかないが……」
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329:名無しNIPPER[saga]
2017/08/20(日) 13:17:41.67 ID:AoRVU+kuO

【少し遡って獣人の村】



ドッゴオォォオオオォォォッッーー!



戦士「兵士たちが魔物に襲われてる……! あれは強いぞ!」


商人「……この状況って獣人たちな相当まずくないですか?」


戦士「えっ?」


商人「魔物がこんなダンジョンから離れた場所に現れるなんて普通じゃありえません! しかも亜人のテロの疑いを持って来た討伐隊に向かって……」


戦士「どういうことだ!? 話が見えない!」


商人「(そもそもの話、村の獣人たちがテロと無関係ならば首謀者は他にいるはずです)」


商人「(そいつらがこの魔物を何らかの方法で兵士たちを襲わせている? 転移石のようなものがダンジョン以外でも使えるようになったらそれも不可能じゃない)」


商人「(僕たちに依頼をした人物が関係者? そうだとしたらどうして僕たちを送り込んだのだろう。全くの無関係の可能性もありますけど、さすがにそれは不自然……むしろ止めて欲しがっていた?)」


商人「(……これは今の段階ではこれ以上の推論は時間の無駄ですね。それよりも、今の世論だとヘタをすれば獣人が魔物を操り始めたとなってもおかしくない。そうしたら本当に獣人の村を本気で滅ぼしにくるはず)」


商人「(関係ないといえばそうですが、この獣人の村だけでなく、ひいては亜人との対立になりうる……それが真犯人の狙いだったら何だか腹が立ちます)」


商人「(兵士たちが全滅しても世論は傾くことを考えると……)」


戦士「……すまん!」ダッ


商人「(まあ、戦士さんはそうですよね……僕がすべき行動は……おや、あれは?)」


商人「(ああ、なるほど、体裁のためか、強制か自発かは分かりませんが来たんですね。確か評判だと……うまく利用できないでしょうか)」



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