フレデリカ「怪談ごっこ、その3」
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14: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/07/30(日) 22:55:13.73 ID:5KQCUH/HO


掛けておいたアラームのおかげで、20時ぴったりにサクッと起床!
……って訳にはいかなかった。
アラームに起こされるだけで人間はストレスを感じるらしいし、なおかつ夏の夕方のお昼寝だったからね。
起きるの凄く怠かったよ。

目覚ましがてら近くのコンビニまで散歩して、人類の英知の結晶冷凍食品をカゴに突っ込む。
もちろんポテチと飴も忘れない。
買い物袋を片手に、スマホをポチポチしながら夏の夜の道を歩く。
七月下旬とは言え、20時を回るとそんなに暑くないね。

そんな時、なんとなく、ほんっとになんとなく。
まだ眠気覚めきらないし、少し散歩してから帰ろうかな、なんて。
そんな事を考えちゃったんだ。
気を付けようなんて考えてた事なんて、完全に忘れてたんだよね。

ふらふらーっと、のんびり大通りから一本離れた道を歩く。
自分が住んでる町なのに、案外まだ知らない道があって楽しい。
人通りは少ないけど、まぁ完全に0ってわけじゃないしそんなに危険もないでしょ。
お、こういう小道って昔は気になって入ってったなー……

なんて、歩いて。
杏は道に迷った。
アホか、私17歳だぞ。
ま、まぁ夜で見通し悪いから仕方ない事だし、なんて誰にでもなく言い訳してみた。

仕方ない、グーグル先生の出番かな。
マップを開くと、気付かないうちに結構歩いていたのかあと500メートルも歩けば隣の区に入りそうな場所だった。
こんな時間に杏がこの辺りをうろついてたら警察に色々言われそうだなぁ。
さっさと帰ろ、頼んだよ先生。



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