【コンマ安価スレ】「黒幕倒して帰ったけど、ちょっと残ってみようと思う」
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20: ◆/9yNbjaibo[saga]
2017/08/01(火) 01:00:16.16 ID:82KgTduv0
『・・・起きませんね。本当に大丈夫ですか?

ええ。国を代表する魔法使いの集団として、断言できます。』


・・・ここはどこだろう?あれ?俺は生きている?いや、あれだけの出血で・・・?

目をあける。ろうそくの淡い光が部屋を照らす。さっきまで空には日が昇っていたから・・・。今は夜か。


「・・・王女様、姫様。勇者様が・・・」


王女「勇者!?」

姫「勇者様!?」


目の前に2人の天使が見える。片方は天使というには熟れて妖艶な雰囲気で小悪魔的な感じで、もう一方はまさに天使のごときかわいらしさ・・・。


「・・・勇者様はまだ目が覚めてらっしゃらないようです。ね!」

勇者「でっていう!」


突然すさまじい威力のデコピンを喰らう。痛みで目の前に星が見える。


王女「あ、あなた!」

「・・・勇者様はまだ意識がもうろうとしていたようなので、気付け薬のかわりに、と」

勇者「・・・ええ。しっかりと目が覚めました、王女様、姫様」

姫「!!」


体を起こす。・・・痛みはないし、異常は無い。さすが、この国は人間界で一番魔法が進んでいる・・・。治療も的確だ。


王女「・・・勇者。よかったです・・・」


王女様は安堵で椅子にへたりこんでしまい、姫様は涙目でベットの横に立っている。

服装は昼にみたドレスのままだった。


魔法使い「・・・勇者様。少し失礼しますね」


魔法使いが額に手をかざす。


魔法使い「・・・体の精神、および内部に肉体的、魔術的損害はなし。呪いも病気も心配ありませんね」


魔法使いがそのまま俺の鼻をつまむ。息苦しくなるとおもい口をあけると、そのまま何か放り込まれた。


魔法使い「・・・一応、疲れに効く薬草を与えました。突然でつらいでしょうが、看病代とでも思ってください。お大事に」


クスクスと笑いながら、最後によかった、と穏やかな顔でつぶやく。


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