【コンマ】【鬱】提督「勝った……多すぎる犠牲の果てに」
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588: ◆Bye1y69j8o[saga]
2017/08/06(日) 14:38:16.75 ID:cDA2zIKoo
――じ、自由な艦隊ですね。あたし、その時にいても指示に従ってもらえそうにない。

締める時はきっちり締めてくれたさ。それに、あの明るさには救われたよ。
省人化を進めなければ艦隊が成り立たなくなるほど多くの軍人が海に消えた。
最後に残ったのは一人で一隻分の火力を有する少女たちと聞いたのだからね。
この世の終わりだと思った。皆の愛嬌がなければ絶望していたかもしれない。

長波『秋刀魚漁ってマジ? え、艦隊で支援にでんの? マジでっ?! いやぁー仕方ない、仕方ないなぁー!』

天津風『しっかたないわね、私がサポートしてあげるわ。探照灯と探針儀よね? ふんっ、バッチリよ!』

島風『おっそーい! 焼くだけでなんでこんなに時間がかかるの!』

不知火『中火にして表面だけ焦げるのを防ぐんです。不知火に落ち度でも?』

老提督は、言ってくださった――ここに居る皆を家族だと思ってほしいと。
例え明日死ねと命じる事になるとしても、常に妹や娘のように慈しみなさいと。
それが結局、人と艦の信頼関係に繋がるのだから。勝利に繋がるのだからと。

不知火『あむっ ん……まあまあ、まあまあですね……悪くないと思います』

天津風「あら、いい焼き加減じゃない。私、少しだけなら頂いてもいいわよ? 少しだけなら」

島風『なくなるのはやーい!?』

長波『向こうで比叡達がどんちゃん騒ぎやってるぞ、奴らなんかすげーなー』

叢雲も、漣も、吹雪も……あの12人は全て。
私の娘だと思って、接していたよ。
今でもその気持ちに一片の偽りもなかったと、断言できる。


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