7:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:13:50.00 ID:rbdPa2c80
私は徐ろに横になって、ヴィーネのひざに頭を乗せた。ひざ枕というやつだ。
ヴィーネ「どうしたの、当然」
ガヴリール「なんでもない」
入道雲が空に浮かんでいた。まだ日の昇りきっていない、彩度の低い青空。今は6時を少し回った頃だろうか。
ヴィーネ「子どもみたいね、ガヴ」
子どもを寝かしつけるような優しい声でそう言って、ヴィーネは私の髪を撫でる。
ガヴリール「これでもお姉ちゃんだ」
ヴィーネ「妹みたいなお姉ちゃんもいるのね」
ガヴリール「妹でもあるしな」
ヴィーネ「納得」
風鈴の音と触れている体温と頭を撫でられる感触が心地よく、不快な夏の暑さまで愛おしくさせた。私はほんの少しの眠りに落ちた。
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