12:名無しNIPPER[sage]
2017/07/30(日) 18:18:18.76 ID:rbdPa2c80
食器を洗い終えて、ヴィーネのすぐ側に座った。
ヴィーネ「お疲れ様。ありがとね、ガヴ」
ガヴリール「…うん」
食器を洗っただけなのになんだか照れくさい。本当に子どものようだ。
ガヴリール「…暑いな」
ヴィーネ「暑いわね」
少し前にシャワーを浴びたはずなのに、もう汗でベタベタする。それくらい、クーラーのない夏というのは地獄なのだ。扇風機の生ぬるい風が、髪を揺らす。
ヴィーネ「夏らしい天気ね」
ガヴリール「まだ蝉鳴いてないけどな」
ヴィーネ「静かでいいじゃない」
ガヴリール「あいつらうるさいもんな」
ガヴリール「あと気持ち悪いし」
ヴィーネ「蝉がダメならガヴは魔界には来れないわね」
ガヴリール「絶対ムリ。蝉よりおぞましい奴らがうじゃうじゃいるんだろ?」
ヴィーネ「別にそんなうじゃうじゃ〜!って事ないわよ」
ガヴリール「うっそだ〜」
ヴィーネ「本当よ。蝉よりおぞましくて蝉より凶暴なのがちょっといるだけ」
ガヴリール「いや無理だわそんなん」
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