悪魔とは敗北した神のことだ
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7:名無しNIPPER[sage]
2017/07/31(月) 01:13:50.96 ID:dnNlq9yY0
悪魔「ぁあぁぁぁ、また・・・・やられしもた」

悪魔は自分を追い越していく雲を眺めながら、自身の力不足を嘆いた。

あの巨大な顎は雷撃によって食い破られ、散り散りになって霧散した。今ここにあるのは

大義名分を失ったちっぽけな悪魔だ。

悪魔「なんか,もう消えちゃいたい。今更,人間界へ行ってもどうにかなるわけないやろ。せいぜい、人間をその気にさせて、神に特攻させるぐらい」

その場で姿を崩し月も恥じらう可憐な少女へ変身する。

それから腰をいやらしく動かし、ウィンクを飛ばしてみる。

悪魔「あ ほ く さ」

悪魔「まーた、神にNTRれておしまいや」

悪魔「なにが『おお、神よ我々は悪魔に操られていました!』じゃ。

ウチからしてみれば、信じていた子供にけばいおばはんがくっついて、駆け落ちしたみたいなもん」

悪魔「今はそれを取り戻そうと頑張って、あえなく撃沈」

喉の奥を、くっくっくと鳴らす。

悪魔「ほんま、あほや」

悪魔「神とか熾天使とか子供とかもう知らん。ウチはこれから自由に生きていく」

悪魔「そして、行く先々でちょっと崇拝されて、奉られればええな」



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