32:名無しNIPPER[saga]
2017/08/02(水) 19:25:18.89 ID:zwJURe+50
店長「お待たせしました」
常連「やっと来たか?!」ガバッ
店長「塩ラーメンです」ゴトッ
常連「……」シュン
ミシュラン「ほう……。金色のスープがいい感じじゃないですか」スンスン
店長「昔あなたに赤ん坊のゲロと評されてから、見た目にもこだわるようになったので」
ミシュラン「ま、見た目がよくなっても美味しくなけりゃ何の意味もありませんがね」
店長「……ええ、私もそう思います」
ミシュラン「……。では早速いただきましょうか」パキッ
ミシュラン「……」ズズズズ
ミシュラン「……!」ズズズズズズズ
ミシュラン「……?!」ズズズズズズズズズズズズ
ミシュラン「……ぷはぁっ!」
ミシュラン「……!!」ハァハァハァ
店長「……」ニコッ
ミシュラン(こ、こんなバカなことが……! これがあの時のラーメン小僧だとでも言うのか……?!)ハァハァ
ミシュラン(だ、だがいくらスープが美味くても……麺とマッチしていなければ……!)
ミシュラン「……」ズルッ
ミシュラン「……?!」ズババッ
ミシュラン「!!」ズババババババババッ
ミシュラン(止まらない……!)ゴクゴクゴクゴク
ミシュラン「……ぷはっ!」
店長「……いかがですか?」
ミシュラン「う、美味すぎる……!」
店長「ありがとうございます」ペコッ
常連「ぢ、ぢぐじょう……!」ジュルジュル
ミシュラン「……悔しいですが、完全に私の負けです。あれだけ酷評したことへの、お詫びの言葉も見つからないくらいに……」プルプル
店長「……いえ、あのブラックホールレビューに打ちのめされたからこそ、なにくそと思ってここまでやれたんですよ」
ミシュラン「しかし私があんな軽率なことを書かなければ今頃は……」
店長「私の店も繁盛していたかもしれませんね。でもいいんです。どれだけお金を持っていようが、今となっては何の関係もないのですから」フフフ
ミシュラン「……」
店長「ただ一つ願いがあるとすれば、あなたの口から星いくつかを聞きたいのですが……」
ミシュラン「……いくつなんてもんじゃありませんよ。銀河です、銀河」ズルズル ズズズズズ
店長「またそんな抽象的なレビューを……」ハハハ
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