食蜂「さよならが迎えに来ること」
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25:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 19:25:25.31 ID:aDbJZUbB0



その瞬間、美琴の顔は彼女が手にしたりんご飴の色彩と近くなった。



「……え?」



「え? あ、いや、あの、だからその……」



美琴はキョロキョロとさせた視線を、最終的に上目遣いの位置に落ち着かせ、彼に言った。



「来年も、よろしくね」



上条は息を飲む。艶やかに光沢を放つ彼女の唇に目を奪われ、心臓の脈が次第に早くなる。





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