94:名無しNIPPER[sage]
2017/08/07(月) 01:36:28.07 ID:O49l5yK60
珠美「やはりP殿もこの真剣からただならぬ気配を感じますか?」
P「まあ、霊感とかないけどこれは何となく。というかこれどうしたんだ?」
珠美「うぅー……実はですね、以前お仕事で剣客の役を演じた時に……」
P「風来のタマミの時か。まさか拾った?」
珠美「拾った、といいますか、いつの間にか腰に吊るしてたといいますか……」
P「怖っ!? やっぱ呪いの装備とかなんじゃないのかこれ!?」
珠美「そ、そそそんなことないですぞっ! ……そりゃあ、なんだか格好良くてちょっとだけ振ってみたりもしましたが、ほら、ちゃんと外せてるし!」
P「確かに業物ではありそうだしどんなものか振ってみたいかも、じゃなくてだな。どの道もっと然るべき所に持ってった方がいいんじゃ……刀の資料館とか、何なら神社でお祓いとか」
珠美「珠美もそうしたかったのですよ! でも手放そうとすると…………いえ、何でもないです……」
P「つまりこの名刀、いや妖刀? に珠美が取り憑かれたと。あれ? じゃあ何で今ここに持ってこれたんだ?」
珠美「それが珠美にも、事務所にきてみたかったのか、はたまた次なる持ち主を捜しているのか……。P殿ぉ、珠美はどうしたらよいのでしょう……?」
P「俺に聞かれてもな……悪い事が起きてないなら、下手に刺激せずにいれば安全、なのか? 血に飢えてるとかじゃなきゃいいんだが。とりあえず預かるけど……鎧の近くにでも置いとこう、ん?」
《わー、これが西洋の甲冑ですな!? 我が刃の前にその強健なる様をいつまで保っていられるか、珠美殿ー! 彼奴めを一太刀のもとに斬り伏せてみせましょう! 今こそこの村雨を振るって下されー!》
珠美「? 珠美の顔に何かついてますか?」
P「幻聴……? 珠美の声がしたような、ってまさか…………よかったな珠美。お前のファンが1人? 増えたみたいだぞ」
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