43:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 22:59:39.98 ID:wKOBUZhB0
どうしたものか。思案に暮れていると一つ閃きが走る。
「そうだ。美波がいっぱいお勉強していっぱい運動してすごく良い子でいたら、お兄ちゃんが迎えにきてやる。どうだ?」
今まで俯いていた美波はゆっくりと顔を上げる。涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。
「本当?」
「本当だとも。だから泣かないでくれ。お兄ちゃんも悲しくなっちゃう」
「……うん」
「ほら、顔を洗ってきなさい」
「うん!」
ばたばたと洗面台へと駆け込んでいった。
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