75:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:20:28.31 ID://B2yJfB0
あい「死?」
タチバナ「人、いえすべての生命には死が訪れます」
タチバナ「寿命、事故、病気・・・形はそれぞれですがね」
76:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:25:44.72 ID://B2yJfB0
タチバナ「そんな死に、意味はあるのか」
タチバナ「それが知りたいんです、地獄流し何て理不尽な死の代表みたいなもんじゃないですか」
あい「そう、でもあなたの求める答えは永遠に出ないかもしれないわね」
77:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:30:37.78 ID://B2yJfB0
タチバナ「どういう事です?」
あい「死ぬって事は生きてたって事、その者の存在してた証は永遠に残るわ」
あい「ある意味、存在がなくなってもその者は生きてるって事になるんじゃないかしら」
78:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:33:06.75 ID://B2yJfB0
風呂から上がり、私はいちご牛乳を、お嬢さんは牛乳をガブ飲みしていた」
タチバナ「・・・ふぅ」
あい「・・・・・」ゴクゴク
79:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:35:57.47 ID://B2yJfB0
一目連「お嬢」ギョロ
突然脱衣所の壁に巨大な目が出現した、一目連さんだ
あい「どうしたの?」
80:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:39:28.99 ID://B2yJfB0
一目連「イテテ・・・悪かったよ」
タチバナ「もう・・・」
あい「それで、どうしたの?」
81:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:41:47.33 ID://B2yJfB0
数日後、すっかり更地になった古書店跡地に私は行った
タチバナ「・・・・・」
女子大生「・・・・・」
82:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:47:09.61 ID://B2yJfB0
タチバナ「結局、何も手を打たなかったんですね」
女子大生「やろうと思ったけど・・・気づいたの」
女子大生「たとえこの状況を乗り切っても・・・いずれこの店はなくなっていた・・・ってね」
83:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:50:29.26 ID://B2yJfB0
女子大生「一度読まれた本は記憶に残り、後世に受け継がれる・・・」
女子大生「だから、寂しくはないよ」
タチバナ「そうですか・・・」
84:名無しNIPPER[saga]
2017/07/28(金) 21:54:40.55 ID://B2yJfB0
私は彼女と別れ、街を彷徨っていた
タチバナ「・・・・・」
タチバナ(記憶に残ってる限り死なない・・・か)
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