仮面ライダーWss Aの罰/生きることを許されなかった罪
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 22:15:46.60 ID:CDb58MZl0


「大丈夫だったか。よければ事務所まで運ぶぜお嬢さん。」


クールな男は常に女性の心配をする。これがハードボイルドの鉄則だ。

事情を聞くのはとりえあえず後回しにしてまずは彼女を落ち着かせないとな。


「あなた戦う力があるのね。それならお願い。この子を預かってほしいの。」


だがその女性は俺の気遣いをそっちのけでこの赤ん坊を預かれと言ってきた。

ちょっと待て!いきなりそんな頼みを聞けるわけがないだろ!


「私はさっきのヤツらに追われている。
なんとかあいつらを巻いてみせる。だからそれまでの間この子を預かって。お願い!」


だが女性は俺の話など一切耳を貸さず預かってくれの一点張り。

冗談じゃねえ。人さまの子供を簡単に預かるわけにいくか。

だが運命とは常に気紛れだ。

そんな拒み続ける俺たちの前に再び彼女に迫り来る追っ手が駆け込んできた。


「オイ!いたぞ!その赤ん坊を渡せ!」


クソ、こっちは立て込んでいるのに次から次へと厄介事ばかり起こりやがって。

こうなったらもう一度ひと暴れしようかと思った時だ。




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