セエレ「ぼくセエレ!」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 21:13:36.43 ID:wuNLEoXDO
ヴェルドレ「フェアリーの言う通りだ、レオナールよ」

レオナール「大神官殿…」

フェアリー「うっげぇ!水瓶ジジイに同意されちゃった!消毒しなきゃ!おもに頭皮を!」

ヴェルドレ「」ジロッ

フェアリー「なんだよハゲ!タコ!ボンクラ!見てんなよ!やだ髪の毛抜けちゃーう!」

ヴェルドレ「相も変わらず、といったところか。そなたも苦労が絶えぬな」

レオナール「それよりも先ほどの言葉の意味は?」

ヴェルドレ「ふむ…言うまでもなかろう。あまりセエレに付き合うのはよせ」

レオナール「なぜです!彼はあんなに必死で妹さんを…」

ヴェルドレ「無論、見つけてやるにこした事はない。だが今は帝国軍との決戦に向き合うべきだ」

レオナール「分かっています…」

フェアリー「嘘つけ!ぜんぜん分かってねーし!おめぇが構ってやるから、あのガキ付け上がってんの!どーせ探す気もねぇのによくやるよ、ほんと!」

ヴェルドレ「…あの幼子は無垢を装っておるが本心では諦めておるよ。こちらの顔色を窺いながら妹の安否を気遣うのがよい証拠だ」

レオナール「か、彼は…そんな子では…」

フェアリー「あーうるせぇうるせぇうるっせぇ!うんざりなんですけど!あいつに嫌われたくないからって毎晩オレを辱しめやがって!爪先から旋毛までクッセェーの!死ね!」

ヴェルドレ「…レオナール、そなた、そんなことを」

レオナール「う、ぐ…!違います…!私は彼に汚れてほしくない一心で…!」

ヴェルドレ「そのような心持ちではとてもじゃないがやりきれまい。決戦を疎かにされては困るぞ」

レオナール「…もちろん、覚悟の上です。妹さんが帝国軍に拐われたのであれば帝都に囚われているかもしれません」

ヴェルドレ「ならばよいが…」

レオナール「ご心配をおかけしました。私は大丈夫です…」

ヴェルドレ「……」

フェアリー「オレが大丈夫じゃねーんだっての!耳付いてます?バカ!クズ!あのガキとヤッテロヨ!ゴミとクズでお似合い!祝福しますよ!あ〜おぞましい!」


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