ことり「前略 木漏れ日の貴女へ」
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47:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 19:31:39.94 ID:+NyjqKO10


      *




彼女の家の前に行くと、穂乃果が疲れた顔でぼうっと立っていた。

 
穂乃果「海未ちゃんの様子がおかしいと思ったら……絵里ちゃん、やっぱり来ちゃったんだね」

絵里「ええ」

穂乃果「何しに来たのって、聞くまでもないかな」

絵里「そうね」

穂乃果「海未ちゃんには、会わせないよ」

頑なに、穂乃果はそう言った。

絵里「……通るわね」

穂乃果「通さない」

絵里「どうして」

穂乃果「今、海未ちゃんが『全部』思い出したら、きっと、保たない。壊れちゃうよ」


穂乃果「そしたら、そしたらさ。穂乃果、ひとりぼっちになっちゃうんだよ」

絵里「私はあの娘の強さを信じてる」

穂乃果「私だってそうしたい!」

絵里「なら……っ!」

穂乃果「絵里ちゃんにはわかんないよ!!」

穂乃果は、大声を出した。


絵里「……」

穂乃果「幼馴染が大怪我して! 一生目を覚まさないかもしれないとか言われて!」

穂乃果「それでも、2人で助け合って生きて行こうって、病院にも毎日通おうって、そう思った時にさあっ……!!」

穂乃果は、泣いていた。


穂乃果「『おかえりなさい、ほのか、ごめんなさい、へやからでられません』って、そう……っ、そう言ってさあ……っ!」


穂乃果「私たちの顔も見てくれなくてっ! 家の鏡全部割ってっ!! それを見た時、どう思ったか……っ! 私の気持ちなんか、絵里ちゃんにはわかんないよっ!!」


絵里「穂乃果……」




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